クリックさせるということ
2013年 07月 24日
ひょんなことがきっかけで、webデザイン制作を始めてから15年。
主に、ネットショップの制作に携わってきて、改めて思うこと。
いきなり仕事の話ですが、ちゃんと写真に繋がります(笑)
ネットショップにおいて、最終的な目的は「買ってもらうこと」。
そのためにページに求められるのは、売り手が消費者の欲求へ訴えかけて購入を促す、訴求力です。
デザインがどんなに素晴らしくとも、訴求力がなければページとしては失敗です。
技術やセンスを駆使した素晴らしいページであっても、
ステキねで終わってしまったら、売り手側は何も利益が出ません(笑)
購入ボタンをクリックしてもらわなければ、ページを作った意味がないのです。
もちろんいいねと思ってもらうためには、ファーストビューは大事ですし、
デザインのクオリティの高さも重要なポイントの一つではありますが、
一番大事なのは、デザイン性よりも見る人の気持ちを動かせるかどうかです。
見る人の気持ちを動かせるかどうか・・
心を動かすページにするためには、
まぁ、専門的には、あれやこれやと戦略とかいろんなことが絡んでくるわけですが、
でも一番重要なのは「その商品の何を伝えたいのか」ということです。
これは同じ商品でも、お店によってアピールしたい部分は、
値段の安さだったり、使い勝手だったり・・と変わってきます。
それをページ上でいかに伝えられるかがポイントです。
極端な話、そこがきちんと相手に伝われば、デザインなんてどうでもいいってわけです。
現にデザイン的にそれはないだろう・・というカリスマ的売上を誇るネットショップさんもいます(笑)
ただ、そういうショップさんは、ページの構成力は抜群だったりします。
これにデザイン性もプラスされればもっと上を目指せるとは思いますが(笑)
と少し話が長くなりましたが、
これって、私自身の目指す写真に通じるものがあるなぁと。
ネットショップの制作で得てきた経験や知識は、
じっくり改めて考えてみると、まだまだいろんな部分で作品づくりに生かせるなぁ思っているのですが、
じゃできてるのか?というと、まだまだ全然です(^^;)
だいたいが、偉そうに書いてますが、仕事だってそう簡単に上手くはいかないもので・・
机上の空論ってやつです(笑)
by littlenap
| 2013-07-24 15:04