写真と絵、何が違うのか。
たびたびそんな話題が出たりするのだけれど、
深くく考えてみたところで、混乱するだけ。
私は絵を描くことは、どちらかといえば苦手で、
物語を読んで創造の世界を描いたり、イラストだったり、漫画を描いたり、は好きだったけど、
写生やデッサンは、見たままどおり描けないし、楽しいと思った記憶がない。嫌いでした。
見るのは好きだし、美しいと思いますから、絵そのものが嫌いではないのですけど・・ね。
でも写真は楽しい。
いいなぁと思った光景を一瞬で写しとめてくれるんですもん。
なにが違うのか?って、
絵を描くのは楽しくないけど、写真を撮るのは楽しい。
それだけ。
ただちょっとだけ考えてみると、写生やデッサンが嫌いだったのは、
描いている間に光景が変わる、ということに馴染めなかったのかも。
デッサンとかも影を描くのが苦手でした。
それは多分、時間の経過とともに変わる光に混乱したのかなぁと。
写真はその一瞬ですから、そのときの光だけ。混乱がありません。
だから楽しい、好きと思うのかも。
逆に絵が描けたらいいなぁ・・という思いは、そういうわけで子供のころからありますから、
写真が絵みたいになったらステキじゃんって思ったり。
ただそこは存在する光を写しとめた写真から、完全な理想を創り出すということは不可能だし、
根本は、やはり「写真を撮るのが楽しい」なので、
だったら、写真だからできる、写真という特性を生かした絵作りしてみようかなーと。
反転、和絵シリーズなんかはそこらへんをウロウロっとしてる作品です。
とにかくあれこれ違いを考えてみたところで、永遠に完全な答えはでない気がしています。
だって、紙に筆をとって絵が描けないのですから(^^;
写真を始めてそういう話が出るまで考えたこともなかったです。
写真は写真で、絵は絵。完全に分離した存在で、
もともと比べること自体、私の中に存在していなかったので。
これ・・たぶん描くことができてはじめて出る悩みのような気がします(笑)
そしてもうひとつ。デジタルデザイン(空間デザイン)
まぁ、仕事としていますが、これはもう私の中では絵とも写真とも別物。
写真と絵云々より、こちらのほうが私的には写真と絡んでくるかなぁ。
そのお話は長くなるので、また改めて。
by littlenap
| 2015-09-08 12:06
| 日々雑多