
台風一過の後の夕方、ファインダーを通して見る厚い雲と光の織模様が
肉眼で感じる”空”とまったく違うイメージを写しだしてくれるのが楽しくて
暫し雲を追いかけていました。
どうも、やっぱり、そこだけに目がいってしまうマクロ目線(笑)
見えないものが見えるって本当に楽しいです。
雲は空に地を創り出す。
特に厚い雲を望遠で見ているとそんなことを思います。
絶え間なく動く地。
それはどこか安定感がないようで、でもそこにずっしりと存在する。
その先に何があるのか・・この雲という地の上を歩いて確かめてみたくなる。
そんな感じ・・かなぁ。

目が悪いせいか、私は肉眼で彩雲を捉えることができません。
空を見て、もしかしたら虹色?と感だけでレンズを向けてたり(^^;
レンズで捉えても広角だとよくわからないのです。
だから望遠でググッとその色だけを見たい。
そう思って大きく見てみると、もうそれは、目に広がる空の中の”雲”を
通り越したモノがそこに広がる。

実際の空は、まだ明るく青いのですが、
ファインダーの中にあらわれた”そこだけ”は、私にとっては見果てぬ宇宙。

幻想的で美しいなと思うと同時に、
未知の世界への恐怖みたいなのもちょっとあったり。

えーっと、ところで素朴な質問。
雲だけをこうやって撮りたい場合って、無限大に合わせればいいのだろうか。
常に動いている雲、速いSSでシャッター切ってみても、ピントが微妙なのが悩み・・(^^;
by littlenap
| 2015-09-10 10:45
| 日々雑多