ことばをつむぐ
2017年 04月 04日
言葉を紡ぐ。
ネット上で顔の見えない”会話”がもはや当たり前になった時代、
それはそれで楽しいことだけれど、
顔がみえないということを前提に考えると、
ていねいに言葉を選び、お互いの言葉を紡ぎ布を織りあげる。
というスローなやりとりは、時間が生み出す心の余裕や間合いのドキドキ感みたいなものがあって、
それでもかつての紙による往復書簡に比べれば、
メールだったりネット上でのやりとりが主流になりつつある今、
決してスローとは言えないけれど(^^;
仕事のやりとりでもなんでも、チャットでという形式が主流になってきて、
一見効率がいいようではあるのですが、整理できていない言葉が飛び交うことで
世の中、スローライフをといいながら、
実際のところ、ちーっともスローじゃないし、
取り残されてもいいじゃん、って開き直れない自分もいる。
やっかいなもんです(笑)
それでも、言葉を紡ぐ。という心の余裕は持っていたいもんだなと思います。
もうだいぶ以前、桜の咲いていない時期にふらっと行ったことがあって、桜が咲いたら眺めもいいだろうなぁと思っていたのですが、ほぼ徒歩圏内で活動している私にとっては、自転車で〇〇分というのは近いようで遠いような・・結構勇気がいる場所でして(笑)すっかりそのまま放置になっておりました。
ここ数年、なんだかネット上で拡散していったようで、都内しだれ桜の名所として知る人ぞ知るになってしまい、小さなお寺にも拘らず土日は結構な人出になっているようです。
この日も平日、朝8時台にも拘らず、続々と人が集まってきてちょっと驚きました。変える頃には絵画サークルの方々がずらーっと下を陣取り熱心に絵を描いていらっしゃいました。
情報を得るということに関して言えば、ネットの普及はもうほんと便利になったものですが、たぶん、ここにわーっと人が集まるのはこの季節だけ(笑)本来、黒沢明監督の「羅生門」のモデルになった山門がこのお寺の名物なんですけど、「しだれ桜と山門」だけが独り歩き。
それでもはい、ここのしだれ桜は本当に見事でした。4本くらい違う種のしだれ桜が山門前で競演。枝振りも見事だし、手入れも行き届いています。山門の下から、上からと両方から楽しめるというのもなかなかないし、手軽に来れる場所、アクセスもよいし、ここら辺一帯は大国魂神社や多磨霊園の桜など、桜めぐりにはもってこいの場所、人気が出るのはわかります。
ふわっとしなやかに春が舞い降りる。しだれ桜は結構好きです。
by littlenap
| 2017-04-04 08:54